――11月から迷わず書くために、今からやること全部
2026年にロボ小説を書く。
これは願望ではなく、計画として決めた。
勢いで書き始めて途中で止まる、という失敗をしない為に。
だから今回は、書き始める前に、書き切るための戦略を全部言語化する。
ストーリー構成は自分が担当し、文章のつなぎや肉付けはAIに協力してもらう。
人間とAIの役割分担を最初から明確にした、小説制作だ。

なぜ「11月から執筆開始」なのか
執筆開始は11月と決めている。
理由は単純で、それまでに迷いの原因を全部潰しておきたいからだ。
小説が途中で止まる理由は、技術不足ではないと思う。
自分の失敗するパターンとして、
- 世界観が固まっていない
- 話の終わりが見えない
- 途中で方向性が揺らぐ
この3つの可能性が高い。
だから11月までは、
「書く」ではなく「書ける状態を作る」期間にする。
実際のロボアニメ制作と同じ工程を使う
今回の戦略は、実際のロボットアニメ制作の流れを参考にしている。
大きく分けると、以下の4工程を執筆前に終わらせる。
- 企画・コンセプト立ち上げ
- シリーズ構成(全10話くらいの骨組み)
- 各話のラフプロット
- 設定・デザインの固定
そして5番目として、11月から執筆に入る。
これはアニメ制作現場でも同じで、
脚本に入る前に全体構成を完成させておくのが基本だ。
1月〜4月は「書く前の基礎工事期間」
だがそもそも、更に前の段階があると思う。
小説初心者が取り組むのは基礎の基礎でないか。
この基礎固めが年明けから春までの4か月だと考えている。
この期間は、物語も設定も、ほとんど固めない。
代わりにやるのは、体力と精神力を底上げすることだ。
1月|生活リズムを整える月
1月は、とにかく生活の土台を安定させる。
- 起床・就寝時間をある程度固定する
- 睡眠不足を作らない
「書ける生活」を先に作る。
今回のロボ小説は、短距離走ではなく中距離走だ。
最初に生活が乱れていると、必ず途中で息切れする。
2月|体力作りをスタートする月
2月からは、体力作りを意識的に始める。
目的は健康そのものではなく、
長時間創作に耐える体を作ること。
- 軽い運動を習慣化する
- 肩・腰・目の負担を減らす
- 疲れが翌日に残らない状態を目指す
創作において体力は才能だ。体が固まると創作まで凍りそうだ。
この時期に無理をせず、少しずつ積み上げる。
3月|精神の安定を優先する月
3月は、メンタルの安定を最優先にする。
- 新しい刺激を増やしすぎない
- 比較や評価から距離を取る
- 「やらなくていいこと」を減らす
この月は、
他社からの評価で自分をブレないようにすることが目標だ。
書き始める前に心がブレていると、
作品の芯も必ずブレる。
4月|思考を創作モードに戻す月
4月になって、ようやく創作に意識を戻し始める。
- ロボ作品を見返す
- 設定を眺め直す
- なぜロボ小説を書きたいのかを言語化する
まだストーリーは作らない。
ここでは「考え始める」だけでいい。
この4月が、
①企画・コンセプト立ち上げ(4〜5月)
への助走になる。

なぜここまで準備に時間を使うのか
ロボ小説が途中で止まる理由は、
やる気や技術の問題ではない。
- 疲れている
- 焦っている
- 自分の状態が整っていない
このどれかだ。
だから今回は、
物語より先に、自分を整える。
① 企画・コンセプト(4〜5月)
まず4月から5月にかけて行うのが、企画とコンセプト作り。
ここで決めるのは、
- どんな世界を書くのか
- ロボは兵器か、相棒か、それとも思想の象徴か
- この物語で何を描きたいのか
ストーリーはまだ作らない。
大事なのは「方向性」を一本に絞ること。
5月末までに、
この物語を1文で説明できる状態を目標にする。
② シリーズ構成(6〜7月)
6月から7月前半にかけて行うのが、シリーズ構成。
10話くらいを、
- 1話につき1〜2行
- 役割だけを書く
という形で一気に作る。
全体を通して、
- どこで物語が動くのか
- 中盤の転換点はどこか
- 最終話で何が残るのか
を設計する。
7月中旬までに、
すべての骨組みを完成させる。
③ 各話ラフプロット(7〜8月)
7月後半から8月にかけては、各話の中身を詰める。
この時点では、文章は書かない。
箇条書きで、
- 何が起きるか
- 主人公がどう動くか
- 何が変わるか
だけを書いていく。
8月末までに、
10話分のラフを完成させる。
④ 設定・デザイン(5〜10月並行)
設定作りは、①〜③と並行して進める。
ここで大切にするのは、
設定を増やすことではなく、制約を作ること。
- ロボは万能ではない
- 使えない武装がある
- 取り返しのつかない選択がある
制約があるから物語は締まる。
9月末までに、
設定は「増やさず、削る」フェーズに入る。

11月からは「書くだけ」
11月に入ったら、もう迷わない。
- 構成は完成している
- 設定も固定されている
- AIとの役割分担も決まっている
あとは、一つずつ積み上げるだけ。
途中で評価を気にしない。
途中で大きなストーリー変化を出さない。

おわりに
2026年のロボ小説は、
勢いで書く作品ではない。
計画を立て、
準備をして、
迷わず書くための作品だ。
この戦略をここに残すことで、
迷ったときに立ち返れる場所を作っておく。
2026年、
自分の物語を、最後まで書き切る。

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