■僕がポケカとワンピースカードをやめた理由
僕がトレーディングカードゲームを離れたきっかけは、単純に「買えない」と「遊べない」だった。ポケカもワンピースカードも、熱があるうちは毎週のように情報を追っていたけれど、いざ実際に遊ぼうとすると、どちらも入手難が立ちはだかった。朝早く並ばないとパックが買えず、抽選販売も外れる。手に入らないカードを研究しても意味がない。構築を考えるほど、現実との距離が開いていくのが虚しかった。
さらに、対戦相手の不在。年に一度しか会えない甥っ子くらいしか遊ぶ機会がなかった。デッキを組んでも実戦できないから、研究の成果を試せない。しかも環境の移り変わりが早く、せっかく組んだデッキも、次に会う頃にはもう時代遅れ。
つまり、努力が報われないサイクルが続いてしまったのだ。

■僕がトレカに惹かれた理由
それでもカードゲームに惹かれたのは、やっぱり“世界観”の魅力だった。小さなカード1枚に、物語とデザイン、戦略が詰まっている。自分の選んだカードで戦うという行為に、「信念で立つヒーロー性」を感じていた。
僕にとってトレカは単なる遊びではなく、「小さな世界を構築する創作活動」に近かった。
カード同士の相性を読み解く作業も楽しかった。どの能力を組み合わせれば最も輝くか、どんなデッキが自分らしいか──。その思考の流れは、今の僕の創作スタイルにも通じている。分析、構築、調整。完成したデッキを机の上に並べると、自分の世界が形になったようで、胸が高鳴った。

■僕とトレカの相性結果
長く続いている「イラスト」を100点満点とするなら、僕とトレカの相性は何点かAIに聞いてみた。
結果は55点と予想以下だった。
研究すること自体は得意だし、カード同士の世界観を分析するのも大好き。でも、トレカの“現実的な制約”とはあまり噛み合わない。入手困難、対戦相手不足、そして環境変化の速さ。この3つが、マイペースな僕には厳しいとのこと。
カードゲームは「他人と遊ぶための文化」だけれど、僕はどちらかというと「自分の世界を深める文化」の方が得意という分析。だから、創作の素材としてのトレカなら相性は抜群。デッキのコンセプトを物語に転換したり、カードの世界観をブログ記事として解体したり──そういう“分析型の楽しみ方”なら、点数は80点以上つけられるはずとAIは付け加えた。

■今後トレカが欲しくなったときの対策
とはいえ、カードのパッケージや新弾の情報を見てしまうと、やっぱり欲しくなる。
だからこそ、衝動買い対策を決めておく。
- 「対戦できる環境があるか」を最初に確認する。
相手がいなければ買わない。遊ぶ場所・人がいなければ、それは観賞用。 - 「創作に使えるか」で判断する。
記事のネタ、キャラの設定、世界観の分析──何かに還元できるならOK。 - 「1シリーズだけを育てる」
多ジャンルに手を出さず、一つの世界をじっくり深める。広く浅くより、狭く濃く。
もしそれでも「欲しい!」という気持ちが抑えられないときは、一晩寝かせてから考える。
それでもまだ心がワクワクしていたら、たぶんそれは正解だ。

今は「蟲神器」の本が届くのを待っている。カードゲームとしてでなく、記事の題材・鑑賞用として楽しみだ。きっとこの関わり方なら、僕の性格にマッチするはず。
買えない・遊べないを超えて、“自分のペースで楽しめる付き合い方”と出会えるかどうか──その実験が、次のブログのテーマになる。
コメント