――選び直しの一年、そして「見せる」段階へ
2025年を一言で表すなら、「増やすより、選び直す一年」だったと思う。
大きな成功があったわけではない。けれど、生活・趣味・創作・時間の使い方を、ひとつずつ自分の手に取り戻していった感覚がある。ここでは、月ごとにその流れを振り返っていく。
1月
「猫と年越しする」という目標を、現実の計画に落とし込んだ月。
年末年始のテンションではなく、具体的な行動として「引っ越し」「整理」「生活再設計」を意識し始めた。理想を掲げただけで終わらせないために、やるべきことを分解し始めた時期。

2月
手放す決断が、想像以上に心を軽くした月。
ワンピースカードゲームを手放した。
理由はシンプルで、買えない・遊ぶ環境がない・熱量が続かない。
「好きだった」ことと「今の自分に必要か」は別だと、はっきり線を引けた。

3月
引っ越し準備の本番と、自問自答の始まり。
不要品整理が本格化し、「なぜこれは残したいのか」「なぜこれは手放せるのか」を考える時間が増えた。この頃から、AIとの壁打ちによる自問自答を意識的に行うようになる。思考を外に出し、言葉にする癖がつき始めた。

4月
「選ぶ基準」を持つことの大切さを実感。
趣味も物も、感情だけで残すと後で苦しくなる。
自分は何に時間を使いたいのか、何を大事にしたいのか。
AIとの対話を通して、判断基準を言語化する作業が進んだ月。
仮面ライダーのフィギュアも、さよならした。

5月
新居での生活スタート。猫中心の環境づくり。
生活の主語が「自分」から「猫」になった。
安全、動線、置く物の高さや素材。猫基準で考えることで、無駄な物が自然と減っていった。

6月
生活が落ち着き、時間の使い方が見えてきた。
無理に何かを増やさず、淡々と暮らす。
この「何も足さない期間」が、後の創作の土台になった気がする。AC6にハマっていた時期。
ソフビのリペイントを復帰したのもこの頃。

7月
「創作したい」という感覚が、じわじわ戻ってくる。
何かを始める前の、静かな助走期間。
焦らず、でも止まらず。自分のペースを取り戻す準備の月。

8月
決断と卒業の月。
ソシャゲの「最強でんでん」をインストールするも、時間が溶ける感覚にすぐ気づいた。
育成要素そのものは嫌いじゃない。ただ、それをゲーム内で消費するより、実生活に転用した方がいいと判断し、短期で卒業。さらにガルパを卒業し、ソシャゲから離れた。
この転機が、その後の模写スキル強化に直結していく。
同時に、ポケモンカードも手放した。追い続ける趣味から距離を置く覚悟が固まった月。

9月
模写スキル強化フェーズ突入。
「育成」をゲームから現実へ。
毎日の小さな積み重ねが、確実に手応えとして返ってくる感覚を久しぶりに味わった。

10月
刺激を受け、創作の方向性が一気に定まる。
スーパー戦隊展に行き、圧倒的な物量と歴史に触れる。
「好きだったもの」を、今の自分の表現で昇華したいと強く思った。









11月
戦隊オマージュ曲制作を集中して完走。
勢いと集中で一気に50戦隊分作り切った。(Sunoで公開済み)
並行して試験勉強も行うが、2科目中1科目は不合格。悔しさはあったが、投げなかったこと自体が収穫だった。

12月
減らした先に、次の課題が見えた。
フィギュアを63体から48体へ削減。
不要品も再度処分し、空間と視界が整った。
そして今、「作ったものをどう見せるか」を考えている。

おわりに
2025年は、何かを追いかけた年ではない。
選び直し、手放し、言葉にし、地に足をつけた一年だった。
この流れの先に、2026年がある。
次は「見せる」フェーズだ。


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