ストレス解消にヒーローが役に立ちますよ。というのが今回のテーマである。
オタクな皆さんなら今も特撮ヒーローに触れ合う機会が多いだろう。
しかし、ヒーローなんてフィクションで現実には助けに来てくれないし、綺麗ごととご都合主義、見るだけ無駄。と思ってしまうことは無いだろうか。
違う。そんなことはない。ヒーローを見ることで得られるメリットがあるのだ。
ストレス解消効果
会社でミスした。家族や友達ともめた。そんなネガティブなイベントがあったときは是非特撮ヒーローに触れて欲しい。最初は気乗りしないまま見ていても徐々に世界観に呑まれてストーリーに没頭するようになる。没頭している間は悩み事や嫌な経験を忘れていられるのだ。しかもこの没頭という状態が更に副産物を生み出してくれる。
充実感が得られる
没頭し終わった後、私達はそれを楽しかった・もっとやりたいと思うものだ。それがどうした？という意見もあるだろうが、特撮ヒーローを見る前の暗い気持ちから、楽しかった、もっとやりたいという明るい気持ちに変化していることにお気づきだろうか。我々はこんな簡単にポジティブになれるのだ。
回復力が高まる
特撮ヒーローを見れば没頭できる、元気になれるということが分かれば儲けものだ。何故ならストレスを抱えるたびに特撮ヒーローを見れば回復するということに気づいたからだ。
以前なら「うわー、何だよ、ムカつく・・・イライラ」していたことが
「うわー、何だよ、ムカつく・・・こういう時は、特撮だな！あの作品を見よう！んー楽しみ。早く帰ろう！」
といった具合にイライラからの回復速度が段々と早まってくるのだ。ストレスを感じたら没頭できることをする。充実感を得られてストレスを解消できる。という良いスパイラルが高速で回っていくイメージだ。難しい言い方をすれば「レジリエンス力が高まる」ということだ。
見る特撮ヒーローは好きな作品であればなんでも良いと思うが、特撮ヒーロー初心者の方や少し古い作品も挑戦したいという方向けに私のオススメを紹介したいと思う。
オススメ作品
特警ウィンスペクター
「特警ウィンスペクターとは、平和を愛し、友情を信じ、人の命を守るために犯罪に立ち向かう、警視庁特別救急警察隊のことである」との渋いナレーションから始まるOPは無類のカッコよさを誇る。そのヒーロースーツはデティールまで作りこまれ、メカメカしいデザインと設定が男心を鷲掴みにする。
1990年と時代を感じる作品だが、豊富なストーリー展開、出演者の熱演、CGではないアクションシーン、など見所は満載が本作である。犯人逮捕とレスキューがメインで描かれており、見終わったあとの爽快感が良い。アラフォーの方は懐かしさも余計に感じるかもしれないので特におすすめ。変形するパトカー「ウィンスコード」の変身シーンは鳥肌が立つほど感動した。
鳥人戦隊ジェットマン
「戦うトレンディドラマ」と引き合いに出されることもある本作。その異端児的な扱いから敬遠している人もいるかもしれない。恋愛要素のところばかりがクローズアップされているが、バトルも緊迫感のある展開かつ魅力ある敵キャラ、新アイテムには何かしらドラマチックな展開が用意されておりお約束をことごとく破ろうとしてくる。また、前後編や3話構成の話も多く、次はどうなるんだろうというハラハラ感がこの作品の没頭感を高めてくれる。戦隊らしくコミカルで爽やかな話もちゃんとあるのでご安心を。王道は見飽きた！変な戦隊が見たいという人には真っ先に勧める。1991年の作品。
仮面ライダーアギト
特撮ヒーローってあまり見たことないんです。という人には2001年の本作がオススメである。まず画質がハイビジョン撮影なので画質が悪くて集中できないということがない。（90年代前半の作品だと時々気になる時がある）そしてドラマチックで大河ドラマ的なストーリーが子供向け番組という敷居を取り除いてくれている。謎の敵、何故彼らは仮面ライダーになったのか、隠された過去とは？個性的なキャラ達の掛け合いと、深刻な状況でも笑顔を絶やさない主人公に癒されることだろう。戦意喪失した主人公が再度立ち上がる姿は必見である。「目覚めよ、その魂」とは正にこのことだと感じた。
（まとめ）ヒーローは傍にいる
如何だっただろうか。特撮ヒーローがフィクションだと知らされ、世の中綺麗ごとでは動いていないと悲しい気持ちになったこともあるだろう。もう、時間の無駄だ、運動不足にもなるし辞めてしまおう、と気持ちが離れたこともあっただろう。ヒーローはよく言う。「君達の傍にいる」と。玩具などで一緒に過ごす時間は短いかもしれないが、映像を通して芽生えた感情は紛れもない事実なのだ。君の胸の内にヒーローはいる。そして、また彼らの物語に触れる時にヒーローはやってくる。今度は君をストレスから守る為に。感情の爆発を優しく包むために。世界は救えないが、君の精神世界は平和を取り戻す。それは君専用のヒーローじゃないか？
じゃあ、今日はどのヒーローにしますか？
コメント